腸内フローラ辞典 大腸がん

大腸がん

 

 

大腸がん 
大腸は、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなりますが、日本人の大腸がんの60%から70%は直腸とS状結腸にできやすい特徴があります。
 
毎年11万人が発症し、5万人が死亡しています。がんによる死亡全体の女性が1位、男性が3位になっています。
 
大腸がんは、早期であれば100%近く治すことができるといわれています。
 
一般的には早期の段階では自覚症状はありません。従って無症状の時期に発見することが重要となります。
 
大腸がんは、大腸粘膜の細胞から発生しますが、他のがんに比べ進行は遅いといわれています。
 
大腸がんの80%から90%は進行が遅く、進行がんになるまでに2年から3年かかるといわれています。
 
大腸がんは、粘膜の表面から発生した後、大腸壁に徐々に深く侵入していき、進行するにつれてリンパ節や肝臓、肺などに転移します。
 
健康診断の検便で潜血反応の検査結果が出た場合は、大腸内視鏡検査が推奨されています。
 
血便の原因が、痔、潰瘍性大腸炎やクーロン病などの大腸炎の場合もあります。
 
がんと疑われる部位があれば一部を切除して病理検査をします。
 
便潜血反応があった場合は、早めに消化器科、胃腸科、肛門科などを受診することをおすすめします。

 

 

 

早期発見で助かる大腸がん

 

便潜血での早期発見では、死亡率が70%も低下し、進行がんが60%も抑えられるデータが公表されています。
 
大腸がんの症状は、大腸のどの部分に、どの程度のがんができるかによって異なります。多い症状としては、血便、下血、下痢と便秘の繰り返す傾向がみられます。

 

便の状態やお腹の感じも大切

 
便が細い、便が残る感じ、おなかが張る、腹痛、貧血、原因不明の体重減少などがあります。
 

 

 

大腸がんの原因

 

大腸がんでは、直系の親族に大腸がんの病歴があればリスク要因になります。
 
また、肥満は大腸がんのリスクが高くなります。
 
飲酒はリスクであることが明らかになっています。
 
加工肉(ベーコン、ハム、ソーセージなど)は、製造過程で発がん物質が含まれている可能性があり大腸がんリスクの可能性があるといわれています。

 

 
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動物性の脂肪が大腸がんの原因に

 

牛肉や豚肉などの動物性脂肪を食べると、脂肪の分解や吸収をするために胆のうが働いて一次胆汁酸を小腸の十二指腸に分泌します。
 
小腸に分泌されたこの一次胆汁酸の一部が大腸に流れ込みます。
 
腸内フローラのバランスが悪く悪玉菌が優位な状態では、悪玉菌の作用により一次胆汁酸が二次胆汁酸に変化することがわかっています。
 
この二次胆汁酸は、大腸がんを引き起こすきっかけになります。
 
また、腸内環境が悪くなり、腐敗が進めば悪玉菌が優位になり、アンモニアやインドール、スカトール、ニトロソアニンなどの有毒物質を産生します。この有毒物質の中には発がん物質も含まれます。

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