外側から便秘を解消する腸管マッサージ療法
腸内の環境が悪くなると、便秘気味になります。
便秘の原因の一つには、肉類を中心とした高脂肪、高タンパクの欧米化した食事があげられます。
高脂肪、高タンパクの食事は、悪玉菌のエサとなり、悪玉菌が活性化して腸内が弱アルカリ性になり環境を悪化させてしまいます。
便秘の原因にもなりますが、有毒物質も産生されるため健康や美容にも影響を及ぼします。
有毒物質が血管から吸収されて全身を巡りますので、悪臭を放つことにもなります。
昔から便秘はお肌の大敵といわれてきましたが、上記の様に科学的にも裏付けがあるのです。
便秘は、毒素が体に精神的にも追い詰められ、他の事に集中できなきなります。
便秘の解消のためのストレッチやツボ療法も効果があります。
もう一つマッサージ療法を知っておきましょう。
マッサージ療法は、外側から腸管を直接刺激することで便通を促す方法です。
野菜に多く含まれる食物繊維は、内側から腸管を刺激して便通を促しますが、便秘の状態で食物繊維を摂り過ぎると便秘を更に悪化させる原因になることを知っておきましょう。
腸管マッサージ療法の方法
便を形成するのは大腸の役割です。
大腸の構造と位置を知り、マッサージ療法で大腸を外側から刺激することで便通を促しましょう。
図は大腸の形状で部位の名称を入れてあります。
大腸の始まる部分に盲腸がありますので、この部分は右骨盤の一番出っ張ったところから数センチ内側になります。
この部分から図の「上行結腸」に沿って円を描くように少し強めにマッサージをしていきましょう。
次に図の「横行結腸」をマッサージしていきますが、一部肋骨の下にあるので、肋骨の下に手を押し込む感覚で、右から左に押し出すように押しながら移動していきましょう。
次は、図の下行結腸を上から下に円を描くようにマッサージをしましょう。
下行結腸は、S字結腸に向かう腸管は手で触れると便が滞っている状態を感じることができますので、腸管に沿って円を描きながらマッサージして刺激しましょう。
直腸の手前が大腸の最後になるS状結腸です。後方の肛門に向かって前から後方へと繋がっていますので、少し押し込むようにマッサージをしましょう。
食事を見直しましょう
腸内環境を改善するためには、食事の内容が大切です。
善玉菌を増やす食物繊維や大豆製品を多く摂るように心がけましょう。
普段からの心がけが大切です。
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