トピナンプールはイヌリン豊富な菊芋のこと
フランスやドイツなどヨーロッパでは、日常的に料理に使われているトピナンプール、日本ではトピナンプールという名前にはあまり馴染みがありません。
トピナンプール(Topinambour)とは、フランス語で菊芋のことなのです。菊芋と聞けば知っている人も多いと思います。
インターネットで菊芋のサプリメントを入手することもできます。
菊芋は、北アメリカ北部から北東部を原産地でヨーロッパやアジアにも伝来して分布しています。
日本には江戸時代末期に家畜の飼料として伝わりました。
トピナンプールが伝わってその花が、菊の花に似ていることから菊芋と名前が付けられました。
菊芋と芋の名前が付いていますが、芋の様にはデンプンを殆ど含んでいないのが菊芋の特徴です。
菊芋の主な成分はゴボウなどに含まれている多糖類で食物繊維のイヌリンで生の菊芋には、なんと2割近くも含まれています。
イヌリンの水溶性食物繊が便秘を改善解消
人はこの菊芋などに含まれるイヌリンを分解する酵素を持っていないため、イヌリンが腸に届くころにはドロドロの水溶性食物繊になります。
水溶性食物繊維は、腸壁をほど良く刺激して便通を促進する効果があるので便秘を改善し解消する効果が期待されます。
また糖質の吸収を抑制する働きがあるため血糖値の急な上昇を抑える効果も期待されます。
更に水溶性食物繊維は、腸内でフラクトオリゴ糖に変わり善玉菌のエサになり、善玉菌を活性化させ悪玉菌の増殖を抑えて腸内フローラを整えて改善する働きがあります。
菊芋には腸内フローラを調整するとともに次の様に豊富な栄養素を含んでいます。
菊芋に含まれている栄養素
◎イヌリン
◎ミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、ナトリウム、鉄)
◎ビタミン(ベータカロチン、ビタミンB1、B2、B6、C、E、K、葉酸、パントテン酸)
◎必須アミノ酸
菊芋は、煮物や揚げ物、味噌汁や漬物にも料理とし活用されています。
サプリメントとしても、顆粒や粉末にして販売されています。
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